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何をリスキリングすればいい??20代30代がリスキリングする前に考えるべきこと

今の日本でバズワードともいえる「リスキリング」。

変化の激しい現代のビジネス環境に対応するための新しい人材戦略として国や各企業が注目しています。
また、リスキリングのための学習サービスが今後増えていくことが予想されます。

しかし、忘れてはいけないのが、リスキリング(学び直し)をする主体は”人”です。

学ぶ機会や研修、学習サービスが充実したとしても、
「自分に合ったスキルはなにか」「自分は何を学びたいのか」「自分に必要なものはなにか」
を考えなければ、向いていないスキルを選んでしまったり、途中で挫折をしたりと本質的なリスキリングはできません。

また、リスキリングするスキルが見つかったとしても、
「本当に自分にそんなスキルが身に着けられるのか」「途中で挫折しないだろうか」と不安を持つ方もいるでしょう。

リスキリングする際は、今一度自分と向き合い、自分の経験や価値観などを棚卸しする必要があるのです。

これからの時代で生き残っていくためには「現状の仕事」を見直し、自ら「何を学ぶか」を見極め、リスキリングしていく必要があるのです。

この記事では、そんなこれからの時代を生きていくためにリスキリングをする前に考えるべきことを解説します。

リスキリングとは?

そもそも「リスキリング」とは、なんでしょうか?

リスキリングとは、「新しいことを学び、新しいスキルを身に着け、新しい仕事で活躍すること」です。

ではなぜ、いまリスキリングが注目されているのでしょうか。
それは、少子高齢化やコロナ渦によって加速したデジタル化(DX化)により、今まで人の手で行っていた仕事や作業がデジタルに置き換わり、より効率化したことが背景にあります。
これにより、これからの時代は「デジタルを扱える人材」が必要になってきているというわけです。

ここ最近、さらにリスキリングが注目を集めた出来事として、2022年6月に政府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針2022」があります。
この中で、デジタルなど成長分野の人材育成に、今後3年間で4000億円規模の施策を実施すると発表したのです。これにより国が「リスキリング」に積極的に投資していくことが明らかになったのです。

同じく2022年6月に、Google主体の日本リスキリングコンソーシアムが設立されました。ここには国や多くの地方自治体、企業が参加しており、地方や企業を超えリスキリングが注目されていることがわかります。




話を戻しますが、リスキリングは、これから到来するデジタル化の時代に国や企業から必要とされ、生き残っていくために必要なスキルを学び直すことが目的となります。
世の中から求められるスキルをリスキリングすることができれば、今よりも自分らしく仕事ができ、もっと稼ぐことができるかもしれません。

リスキリングとリカレント教育との違い

リスキリングに似た言葉として、”リカレント教育”というものがあります。
リカレント教育とは、一度学校教育を終えた人が、一度仕事を離れ、学び直しをすることです。

例えば、大学を卒業した人が一度就職をしたものの、学び直しのために休職または退職し、大学院に行くことなどです。
ちなみに欧米ではこのスタイルが一般的だそうです。日本でもMBA(経営学修士)を取得する方などに多いです。

一方、リスキリングは、新しいスキルを学び直し、身に着けるという意味では一致していますが、「学び直し」という意味では共通しているものの、基本的には働きながら新しい知識を学び、新しい職種に就くという点が異なるポイントです。
従業員からすれば、学び直しの間も収入も確保されるため、安心して学び直しができ、スキルが身について、これからの時代でも生き残っていけるというわけです。

何をリスキリングすべきか

では、具体的に何をリスキリングすべきなのでしょうか。
これから求められるスキルとは何なのでしょうか。

①プログラミングスキル
1つ目は、デジタル化やDX化を代表するスキル、プログラミングスキルです。
リスキリングが注目されている大きな理由として、世の中のデジタル化による効率化が挙げられます。そして、この効率化を実現するのが、プログラミングなのです。

プログラミングスキルを身に付けると、ロジカルシンキングや課題解決能力などの力もあわせて身に付きます。
トラブルが起きた際も迅速に解決策を出し、対応できる能力が身に付きます。
プログラミングは基本的にトライ&エラーです。業務をよりよくするために試行錯誤し、様々な可能性を見出しながら繰り返すことが求められるため、多くの経験を積むことができます。

②デジタルマーケティングスキル
どんなサービスにおいても、マーケティングは必須です。そんなマーケティングスキルの中でも、デジタル化の時代においては特にデジタルマーケティングが必須となります。
そのため、リスキリングにおいてもデジタルマーケティングスキルがおすすめです。子どもから大人まで幅広い世代で1人1台スマホを持つことは当たり前になりました。今後も普及し続けることが予想されます。そんな中で、検索エンジンやSNS、YouTubeなどインターネットを活用したマーケティングは一層重要になってくるのです。

デジタルマーケティングスキルが身に付くことで、顧客の心理を理解できるようになります。
自分たちのサービスの顧客はどこにいて、どういう状態でサービスを利用するのか。どうすれば適切な顧客に自分たちのサービスが届くのか。あらゆるデータから顧客を分析をする力がつくのです。

③プロジェクトマネジメントスキル
これからの時代において、日本リスキリングコンソーシアムのように国や地方、企業を越えて大規模なプロジェクトが実行されることがしばしば起こります。
また、リモートワークなどが浸透したことにより、こういったプロジェクトが運営しやすくなったことも後押ししています。

こういった環境下で、多種多様なバックグラウンドを持つ人たちをまとめ、共通認識を持ち、メンバー同士で認識の齟齬や人間関係の亀裂を生むことなく、着実にプロジェクトを進めることができる人材は、とても希少価値が高いです。

また昨今、複雑化する時代や多様化する人材において、全体のバランスを見ながら舵取りが求められることが増えつつあります。
こういった背景から、これからの時代にはプロジェクトマネジメントスキルが求められているのです。

④コーチングスキル
いかなる組織、会社においてもコミュニケーション能力が欠かせません。特にマネジメントする立場の人にはメンバーとのコミュニケーションは必須です。
これまでは、上司からメンバーに適切に正しく伝える、教えることが重要とされてきました。しかし、Z世代に代表されるように、デジタルネイティブと呼ばれる世代はこれまでの価値観が通用しません。自分が正しいと思ったことを伝えてもメンバーは思うように動いてくれないのです。

そこで必要なスキルがコーチングスキルです。
コーチングとは、メンバーの思いや本音を引き出し、メンバーが自ら行動を起こし成長につながるコミュニケーションスキルです。
コーチングスキルが身に付けば、チームのメンバーと円滑に業務を進め、良好な人間関係の構築が可能です。またメンバーの成長にもつながるため、マネジメントする側にとっても会社からの評価が上がります。

コーチングには「オートクライン効果」というものがあります。これが、メンバーの思いや本音を引き出し、メンバーが自ら行動を起こし成長につながるヒントになります。
詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。

オートクライン効果とは?個の時代のリーダーシップに必要な「質問力」




リスキリングする前に”自分の棚卸し”

なにをリスキリングすべきなのかについては、前述したとおりですが、
自分に合ったスキルや自分に向いているスキルが見つかったでしょうか??

調べれば調べるほど、「本当に自分にそんなスキルが身に着けられるのか」「途中で挫折しないだろうか」と不安を抱く方もいるのではないでしょうか。

リスキリングを本格的に始める前に必ずやってほしいことが、”自分の棚卸し”です。

自分の棚卸し
「自分の棚卸し」とは、生い立ちや過去の経験、今までの出来事を振り返り、自分自身としっかりと向き合う作業です。言い換えるなら、自分自身を正しく理解することです。

自分のことは自分が一番知っていると思っていても、
「自分は何が得意でなにが好きなのか」
「何をしているときに喜びを感じるのか」
「これからの人生をどう生きていきたいのか」
など、考えたことがあるでしょうか??

実は自分のことを考えずに生きている人が多いのが、現代人です。
忙しい日常、他人に注目しがちなSNS、そんな時代に私たちは生きているのです。

今一度立ち止まって自分を見つめなおしてみましょう。
そして自分の将来を考えたとき、自分にどんなスキルが必要なのか。どんなスキルをリスキリングすべきなのか。見えてくるはずです。

”自分の棚卸し”の方法

リスキリングのための「自分の棚卸し」に明確な決まりやルールはありません。
紙とペンなど書き出せるもの、または、エクセルやワードなど記入できるものがあればよいでしょう。

自分の棚卸しの際は以下3つの観点で行ってみてください。

生い立ち
自分の棚卸しの中で欠かせないのが、自分の生い立ちを振り返ることです。
幼いころや学生時代は特に多くの価値観が形成される時期です。現在の性格や行動に影響を受けた人や言葉、出来事など、できる限り思い出してみましょう。学生時代のアルバムや卒業文集などを引っ張り出してきて、見直すのもいいでしょう。

そうすると、自分の価値観は反対の選択をしたことがあると気づく場合があります。
たとえば、やりたくなかった書道を親に言われるがまま習わされていたことなど、「あのとき本当はこうしたかったな」と本当の想いや当時から存在する価値観を見つけることができます。

今までの経験とスキル
今までの出来事を経験や身に付いたスキルとともに振り返ってみましょう。
人生曲線シートを使い、時系列を追って年表のように年齢別に分けて書くことをお勧めします。起こった出来事だけではなく、そこで感じたことや感情もあわせて書き出してみてください。
過去に思う通りの結果が出なくて、つらい想いをした経験も一度はあるはずです。そのときのことを振り返れば、自分の頑張った経験やそこで身に付いたスキルが見つかるはずです。

また、スキルを振り返る際は、自分が周りから頼られることは何かを考えてみるとよいでしょう。
「これお願いします!」「これできるなんですごいですね!」と一度でも言われたことは、自分が持っているスキルということができるはずです。

理想の人生
過去を振り返るうちに、「実はこうしたい」「これやってみたい」理想の自分像が見つかることもあります。
さらに具体的に理想の人生を描いてみましょう。なかなか思いつかない場合には、尊敬できる人や目標にしたい人について、考えながら書き出してみましょう。
たとえば「自分の好きなことで生きている人」や「自分の軸を持っている人」など、自分が憧れているということは多少なりとも「自分がそうなりたい」と思っているものです。

もし、理想の人生が見つからないときはこちらも読んでみてください。

人生の目標がない方は必読!3つの目標の見つけ方と12の具体例をご紹介!




”自分の棚卸し”のポイント

本音で書く
自分の棚卸しをするうえで最も大切なことが、ありのまま書くことです。
他人からどう思われたのかなど周りの目や世間一般の常識と比較して判断する必要は全くありません。自分の本音で、本当の自分で書く進めましょう。

苦手や失敗も書き出す
振り返っているうちに、苦手なことや嫌なこと、恥ずかしい失敗なども思い起こされることでしょう。ときには落ち込んだり、嫌な思いがしたり、心が苦しくなったりする場合もあるかもしれません。ですが、自分の弱みや苦手を知るのもリスキリングするためには本当に大切なことです。

継続的に書く
リスキリングのための自分の棚卸しは一度にすべてやらなくてもOKです。むしろ、継続的に時間をかけて継続する方が効果的です。
どうしても書く時の心理状態によってしまいがちになるので、様々なタイミングで少しずつ書いていきましょう。
お風呂や寝る前の時間など、リラックスしているときに、ふっと思いついたり、考えがまとまったりすることもありますので、ふとした瞬間に書き足すのもおすすめです。

書く時間は集中
自分の棚卸しは、あらかじめしっかりと時間を確保しましょう。取り組む場所についても、一人になれる静かな場所がいいでしょう。1時間や2時間など、ゆったり時間を確保できるときがいいでしょう。じっくり自分と向き合うためにはそれなりの時間が必要なのです。できるだけほかのことは考えず、自分の心と向き合ってみてください。

ここまで読んで、なかなか自分一人ではできない、そんな自分の時間を確保できないという方も多くいます。
そんな時は、「コーチングを受ける」というのも1つの手です。

WithCoachでは、自分らしい答えが見つかる「自分らしさコーチング」を提供しています。

自分のことを話す場はありますか??
仕事、家庭、友達。自分の思いを人に打ち明けるのって、なかなか勇気がいるものです。

コーチングは100%、あなたが自分の話をできる場所です。

無料体験コーチングも行っていますので、ぜひ活用してみてください。

営業×データ分析

私の場合は、営業スキル×データ分析スキルで現在挑戦しています。

振り返ると、私は大学時代必須科目だった「データ分析」が嫌いでした。
エクセルやスプレッドシートで行う、よくわからない関数を使って細かくセルに落としていく気が遠くなるようなデータ集計作業。
当時はこれが何の役に立つのだろうと感じていました。

しかし、社会人になり営業として仕事をしていくうちに、その重要性に気が付きます。
社会で生きていくうえで、明確な正解はありません。より正解に近づく答えを導き出すためには、今あるデータを読み解き、一番可能性の高い仮説をもって行動していくしかなかったのです。
それに気づいたある日、たまたま私は仕事であるプロジェクトを任されます。それは前例のないプロジェクトで上司も先輩も誰も正解を持っていません。
プロジェクトを成功させるために、社内にあるあらゆるデータを集め、どうすればうまくいくのか仮説を導き出し、実行しました。
そして、しっかりと成果につながったのです。

今現在は、そのデータ分析スキルと営業スキルを活かして、営業企画に挑戦しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

リスキリングするためには、まず自分と向き合うこと”自分の棚卸し”が大切であるとお伝えしました。

自分のことをしっかり理解して、自分に合ったスキルをリスキリングし、これからの時代を生きていってください!