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コーチングのテーマはどう決めればいいの?具体的なテーマ例と決め方をしっかり解説

コーチングを初めて受けようと思っている方から、こんな質問をいただきました。


「コーチングではどんな内容の話をすればいいの?」
「ほかの人はどんなテーマで話しているの?」
「テーマを聞かれても出てこない」

コーチングを初めて受ける際は、コーチとは初対面であることが多いです。
初対面って緊張しますよね。。私も最初はそうでした。

そこで今回は、コーチングで話すテーマをどのように決めればいいのか、
実際にあった具体的なテーマ例を併せてわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、きっとコーチングへの不安が解消され、
安心してコーチングを受ける日を迎えることができるでしょう。

コーチプロフィール

コーチングにテーマが必要な理由

そもそもコーチングのテーマとは、コーチとクライアントが話す話題のことです。
わかりやすく言えば、何について話すか?ということです。

コーチングセッションの話の中心でありながら、
同時に目標でもあり、コーチとクライアントを正しい方向に導きます。

例えばテーマが「自分の価値観を見つけたい」だった場合、
そのセッションはクライアントの価値観を見つけていくことが話の中心であり、同時にいくつかの価値観を発見することがこのセッションの目標になるというわけです。

また、テーマはクライアントの本当の想いや願いにたどり着くカギになります。

例えば「転職したい」というテーマの場合、
これからやりたいことがあるケースと、現状に不満があるケースの大きく2つあります。

後者の場合、不満について詳しく話してみると、
・上司との関係などの人間関係によるもの業
・務が向いていないなどの職務内容によるもの
・残業が多いなどのライフワークバランスによるもの
といったようにクライアントの様々な感情や想いを見つけていくことができます。

「転職」というテーマを軸に、クライアントが考えていることや願っていることなどを発見し、整理していくことができるのです。

つまり、コーチングにおけるテーマはセッション中に正しい方向に導いてくれる道しるべなのです。

コーチングのテーマ決定における2つ観点

コーチングのテーマを決めるうえでの前提として、コーチングのテーマには大きく2つの観点があることを理解しておきましょう。

コーチングの2つのテーマとは、
「複数回のコーチングで扱うテーマ」と「1回のコーチングで扱うテーマ」です。

複数回のコーチングで扱うテーマ

「複数回のコーチングで扱うテーマ」は、コーチングを申し込み後、最初に決める大きなテーマです。

一般的に、コーチングは3か月~数年にわたり継続的に行われます。
そのため体験セッションや初回セッションなどで、その期間で長期的に達成したい目標をテーマとして決めることが多いです。

また、ここではクライアントの将来に向けたテーマが多く選ばれます。
これは今後成し遂げたいことや挑戦してみたいことなど、これからこうなりたいという願望を「複数回のコーチングで扱うテーマ」として設定することもあります。

最初に決めたこの大きく長期的なテーマが継続セッションの向かうべき方向となり、基本的にはこのテーマを中心に1回1回のセッションで話していきます。

1回のコーチングで扱うテーマ

「1回のコーチングで扱うテーマ」は、1回30分~60分のコーチングセッション内で扱うテーマです。

基本的に「複数回のコーチングで扱うテーマ」に関連したテーマが「1回のコーチングで扱うテーマ」になります。


例えば、最初に「新しい趣味を見つける」というテーマを軸に長期的にコーチングをしていくとします。数ヶ月後に新しい趣味ができることを大きな目的として、コーチングを始めていきます。
それに伴い、1回1回のセッションのテーマも「新しい趣味を見つける」に関連したものになります。例えば、「クライアントが持っている価値観を整理する」「現在の趣味について深堀する」などのテーマが考えられます。
ここではクライアントの現在に関するテーマが選ばれることが多いです。

しかし、この1回のコーチングで扱うテーマは必ずしも長期的に扱うテーマ「新しい趣味を見つける」に関連していなくても構いません。
他に課題に感じていることや気がかりなことがあり、現時点でより重要なテーマであれば、それについて話していくべきです。
例えば、「仕事のことで悩みがある」「家族との時間が取れていない」などといったテーマを扱ってもよいのです。

コーチングのテーマの決め方

ここまでコーチングのテーマの必要な理由と2つの観点について説明してきましたが、
実際にどう決めればよいのでしょうか?
コーチングのテーマの決め方についてご紹介していきます。

テーマの「大きさ」や「正しさ」を気にしない

大前提として、

コーチングの時間はすべてクライアントための時間であり、
コーチングのテーマはクライアントが自由に決めて良い


ということを心にとめておきましょう。

そのため、コーチングにおけるテーマはどんなテーマでも問題ありません。

どんなテーマでもよいので、
・今一番話したいこと
・今一番悩んでいること
・今一番うれしいこと
など、『今現在の気持ち』をテーマにすると浮かんでくるのではないでしょうか。

自分の気持ちが動いているということは、そのテーマがあなたの人生における重要な意味をもっている可能性が高いです。

また、「こんな小さなテーマでいいのだろうか」や「正しくテーマ設定できているのか」と考え、
心配になる方が、テーマがなかなか決められない傾向にあります。

コーチングの時間ではすべてあなたについて話すので、あなたが設定したテーマに間違いはありません。

どんなテーマであっても、コーチングのセッションを重ねるうちに、頭や感情が整理され、予想もしていなかった気づきがあることがあります。

「今回のセッションでは話したいことが話せなかった」ということが一番もったいないので、
ぜひ今の気持ちをテーマにして、話してみてください。

「緊急ではない」が「重要なこと」をテーマにする

まず「複数回のコーチングで扱うテーマ」の決め方についてご紹介します。

コーチングセッションでは、緊急ではないけれど重要なことを話すのがよいとされています。
上記の図を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
仕事のタスク管理などによく使われる「緊急度と重要度のマトリクス」といわれるものです。


コーチングにおけるテーマは基本的に第2領域(図の右上)を扱います。

緊急ではないが重要なこと(第2領域)とは、
例えば、

・読書の時間を増やしたい
・家族との時間を増やしたい
・幅広い人脈がほしい
・人生の目標を立てたい
・コミュニケーション能力を身に着けたい

などです。

これらのテーマは、今すぐ向き合わなくても問題になりにくく、忙しい日々を過ごしているとついつい後回しにされがちなものです。

緊急ではないが重要なこと(第2領域)を実現することが、その人の人生の質を高めるとも言われており、コーチングにおけるテーマとしてとても相性が良いのです。

また、緊急ではないが重要なこと(第2領域)のテーマは、心のどこかで「もやもや」がある状態なので、第1領域や第3領域のパフォーマンスにもある程度影響しまいます。

そこでコーチングでのテーマとして扱うことで、「自分にとって本当に大事なことに向き合うことができた」という実感が湧き、緊急度の高いタスクにも良い影響がもたらされます。

さらに、そのテーマを達成したときには、人生において大きな幸せや喜びを得ることができるでしょう。

コーチングのテーマの具体例

コーチングのテーマはどんなことでも良いことは前述した通りです。
テーマを考える上で、「実際にどんなテーマでコーチングしているの?」と気になる方もいるのではないでしょうか?

ここでは、実際に私やクライアントさんなどで実際に扱ったことのあるテーマについて、
具体例をいくつかのジャンル別にご紹介していきます。

自分について

・自分の本当にやりたいことを見つけたい
・長く継続できることを見つけたい
・自分の価値観を知りたい
・人生設計したい
・すぐに落ち込む性格を直したい
・自分の心の状態を整えたい
・周りに依存しがちな自分を変えたい
・自分をもう少し好きになりたい
・不安だけどチャレンジしたいことがある
・毎日をもう少し「幸せ」にしたい

仕事

・自分のwillを見つけたい
・高いモチベーションを維持したい
・日々の仕事が楽しめていない
・将来好きな仕事で独立したい
・仕事に充実感がない
・チームのビジョンを決めたい
・自発的に行動できるような組織作りがしたい
・上司、部下とのコミュニケーションを改善したい
・会社内で自分のやりたいことを見つけたい
・転職したい
・本(ビジネス系)を習慣的に読めるようになりたい

人間関係

・人見知りを直したい
・周りの目を気にせず自分らしく生きたい
・コミュ障を直したい
・コミュニケーション能力がほしい
・大好きな人たちだけに囲まれて生きていきたい
・人間関係で悩みたくない
・家族との時間を作りたい
・友達を増やしたい
・思っていることをうまく相手に伝えたい
・子どものことをもっと理解したい
・パートナーとの関係を深めたい
・親との関係を改善したい

健康

・ダイエットしたい
・ジム通いを習慣化したい
・食生活を改善したい
・運動を習慣にしたい
・早起きしたい
・寝つきが悪いので、ぐっすり眠りたい
・朝の時間を有効活用したい

学び

・勉強する時間を増やしたい
・何かを体系的に学びたい
・何を学ぶべきか考えたい
・読書を習慣にしたい

私が実際に担当させていただいたクライアントさんのコーチング体験も以下に載せていますので、参考になればと思います。


コーチング実績

コーチングは必ずしもテーマにこだわる必要はない

ここまでコーチングにおけるテーマの重要性やその効果、テーマの決め方と具体例について解説しました。

「必ずしもテーマにこだわる必要はない」といわれると、前述と逆のことを言っているように思えますが、実はそんなことはありません。
以下2つの理由から、コーチングにおいて「必ずしもテーマにこだわる必要はない」と言えるのです。

コーチングセッション中にテーマは変わる

1つ目の理由は、コーチングの最中にテーマは変わるからです。
複数回のコーチングで扱うテーマが変わることはまれですが、1回のコーチングセッションの中で、話すテーマが変わることは意外と頻繁にあります。

例えば、「部下との人間関係を改善したい」というテーマで始めたセッションが途中で、自分が本当に願っていることは、「家族から愛されること」だと気づくこともあります。この場合、テーマが仕事から家族に変わり、残りのセッション時間はこのテーマについて対話していくことがあるのです。

コーチのとの対話でテーマが引き出される

2つ目の理由は、コーチとの対話の中でテーマが引き出されていくからです。

もし仮に「今日はテーマが思い浮かばないです」とコーチに伝えれば、コーチはテーマを引き出すような質問をしてくれますし、セッションの中でテーマを一緒に見つけていくこともできるでしょう。

コーチングのテーマは”意外とすぐそばにある”

いかがでしょうか。コーチングのテーマは見つかりましたでしょうか?

テーマが見つかった方は、コーチングを受けてみましょう!
体験セッションでお待ちしております。





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