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コーチング、ティーチングの違いとは?部下を成長させる使い分けの方法

部下の教育の仕方には、「コーチング」と「ティーチング」の2つが存在します。
コーチングとは相手の「想い」や「願い」を引き出し、目標達成に向けて自発的に行動を起こせるようサポートするコミュニケーションです。
日常的なコミュニケーションの中での2つの使い分けについて解説していきます。

コーチングとティーチングの基礎知識

まず始めにコーチングとティーチングはそれぞれどのような意味があるのでしょうか。
両者の意味の違いについて見ていきましょう。

コーチングとは

コーチングとは、相手の中にある答えを引き出すことです。

コーチングは「coach(馬車)」に由来し、相手を目的地まで連れて行くという意味から、相手が願っている目標を達成までサポートします。
そのため相手に何かをアドバイスすることはしません。

具体的には傾聴・承認・質問などを使って、部下が答えを導き出すサポートをします。

ティーチングとは

コーチングは相手の答えを引き出すことに対して、
ティーチングは、自分の中にある答えを相手に与えることです。

ティーチングは「教える(teach)」に由来し、知識やスキルが少ない相手に対して、必要な答えを教えることです。

部下の質問に対して上司が適切に回答をすることで、より早く問題解決や目標達成に向かうことができます。

コーチング、ティーチングのメリット

コーチングとティーチングを日々のコミュニケーションに取り入れた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

コーチングのメリット

コーチングのメリットは大きく2つあります。
1つは相手が自分自身について考え行動する習慣がつくこと、もう1つはモチベーションの維持につながることです。

この2つは現在の20~30代の若い世代にとって、大きな成長につながります。

部下は自分の中の答えを探し、見つけ出すことで、新しい解決策や目標を生み出すことが期待できます。また、部下は内面を打ち明けることにもつながるため、コミュニケーションがスムーズになるメリットもあります。

さらに誰かに言われたことをこなすのではなく、自分自身で考え行動することでモチベーションの向上と維持に繋がります。

ティーチングのメリット

ティーチングのメリットは、短期的な相手の成長に繋がる点です。

課題や質問に対して、明確な答えを与えることで、
相手はすぐにその知識やスキルを習得し行動することができます。

また、ティーチングは1対1のコミュニケーションにも有効ですが、大勢の人に対しての教育方法としても有効な手段です。

コーチング、ティーチングの使い分け

コーチングとティーチングのメリットについて理解したうえで、実際にどんな場面で使っていくべきなのでしょうか。
仕事の緊急度と重要度、相手のスキルなどを基準にしてみましょう。

コーチングが有効な場面

緊急度が低く、重要度の高いことを考える場合に効果的です。

例えば、以下のような場面です。
・5年後のキャリアを考える
・年間の個人目標設定
・目指すチームマネジメント像

また、相手にある程度の能力や知識があると、より効果的になります。
全くマネジメント経験のない人にチームをどうしていきたいかと問いかけても、その人の考えを引き出すのは難しくなります。

上記のように重要度が高い内容は、すぐに答えが出ないものが多くあります。
このような場合には、しっかりと時間をかけて繰り返しコーチングを活用したコミュニケーションを取ることが、部下を大きく成長させるカギになるでしょう。

ティーチングが有効な場面

ティーチングは緊急度が高い場合や短期的に成果を生み出したい場合に効果的です。

例えば、以下のような場面で有効です。
・取引先からのクレーム対応
・今月の営業予算達成のための行動

コーチングは相手の考えを引き出しながら成長を促すものであるため、時間を要します。
すぐ対応が必要な場合、すぐに結果を出さなければいけない場合には、ティーチングが向いているといえるでしょう。

また、相手に知識やスキルが低い場合にも効果的です。
新入社員や新卒社員への研修などが、効果的な例となります。

まとめ

いかがでしょうか。

相手の中にある考えに自身が気づくことにより成長することをサポートするのが「コーチング」、
自分が持っている知識やスキルを与えることによる成長を目指すのが「ティーチング」といえるでしょう。

また、長期的な成長を促すには「コーチング」、短期的に成長させるためには「ティーチング」が効果的だともいえます。

コーチングとティーチングの2つのコミュニケーションをうまく取り入れ、状況によって使い分けることにより、頼もしい部下に成長させることができます。